コワーキングスペースは毎日が異業種交流会に参加しているようなもの
2017/08/25
コワーキングスペースは利用者が仕事する空間だけでなく、交流を通してそれぞれが持つ情報やノウハウなども共有できる場です。そのため大半のところはブース席や固定席ではなく、カフェのようなオープンスペースで自由席になっています。
ところでコワーキングスペース利用者の皆さんは、そんなコワーキングスペースを交流の場として活用していますか。というのもフリーランス・起業家・外回り中の営業など多様な利用者が集まりますが、自己完結できてしまう内容の方はあまり他人と交流しない場合があるからです。
交流できる場にいて交流しないのはもったいないと思いませんか。なぜなら、多様な利用者が集まるということは、多種多様な情報・知識・ノウハウが集まっているということだからです。そんなこといっても自分は何も詳しくないと思う方がいるかもしれません。でも実際は、自分では知っていて当たり前だと思っている事が他人にしたら知りたい内容だったということがよくあるのです。
つまり、コワーキングスペースは毎日が異業種交流会といっても過言ではないのです。それを活用しない手はありません。
個人で仕事をしていると、新たな情報や人脈を求めて高い参加費を払って異業種交流会やセミナーに行くということがよくあります。1人でも多く知り合おうとして次々名刺交換したものの、後日名刺を見返しても顔も話した内容も思い出せないという経験がある方もいるのではないでしょうか。
異業種交流会もセミナーも大切ですが、これでは時間もお金ももったいないですよね。
異業種交流の場にもなるコワーキングスペースをうまく活用しよう
1回だけの異業種交流会と違い、コワーキングスペースなら何度も利用する方が大半です。そのため、あいさつや雑談を通して少しずつ相手を知り、無理なく人間関係を構築できます。その中で知識や情報を得たり、お互いが知人を紹介するなど新たな人脈形成につながることもあります。自分から積極的に人間関係を築くのが苦手な場合でも大丈夫です。さまざまな機会を設けて交流を促進しているコワーキングスペースがたくさんあるからです。たとえば・・・
★ランチ会やヨガなど気軽で参加しやすいイベントを開催する
★WordPress・会計・法律など仕事に役立つ講習会を開催する
★コワーキングスペースが利用者の特技や仕事を把握し、マッチングする
★コワーキングスペースが受注した仕事を利用者に割り振る
★利用者の自己紹介カードを掲示する
これら以外にも、各コワーキングスペースでは利用者の交流のために様々に工夫を凝らしています。もし話したい利用者がいるのに、話しかけられないならスタッフさんから紹介してもらうこともできます。また、ものづくり系やIT系などテーマを決めたコワーキングスペースもあります。自分の求める分野と一致するコワーキングスペースを利用すれば、会いたい人材に出会える可能性が高まります。
自己完結できてしまう仕事をしていると、交流もイベントも不要だと考える方もいると思います。しかし、それらを通して思わぬ気づきがあったり、今すぐには不要でも今後活きてきたりするものです。せっかく多種多様な情報・知識・ノウハウが集まるコワーキングスペースを利用しているのですから、ぜひご自分の仕事や活動にいかしてくださいね。