地域情報サイト「枚方つーしん」運営のコワーキングスペース「ひらば」 [突撃取材][第33回]
2018/10/31
コワーキングスペースCOCOPO事務局です。
掲載中のコワーキングスペースを取材して、みなさんにコワーキングスペースの様子を伝えようという企画「突撃コワーキングスペース」の第33回です。
今回紹介するのは、2016年の4月に大阪の枚方市にオープンしたコワーキングスペース「ひらば」です。「ひらば」は、地域情報サイト「枚方つーしん」を運営する株式会社 morondo が運営するコワーキングスペースです。「枚方つーしん」は、枚方市民にしかわからない雑談ネタを届ける地域情報サイトであり、月間200万PVを超える枚方市民であれば知らない人がいないほどの地域メディアです。
これまでたくさんのコワーキングスペースを取材させていただきましたが、郊外にあり、地域メディアを運営しているというスペースは初めてなので、非常に楽しみです。
枚方公園駅徒歩4分の淀川河川敷近くにあるコワーキングスペース
「ひらば」は、枚方公園駅が最寄り駅となります。枚方公園とは、京阪電気鉄道が運営する遊園地「ひらかたパーク」を指し、通称は「ひらパー」です。では、枚方公園駅から「ひらば」に向かっていきましょう。
▼「ひらば」へは枚方公園駅の西改札口を出ます。
▼改札を出て階段かスロープを降りて、左手の方向に進みます。
▼枚方公園駅を出て、左に向くと、一方通行の進入禁止の標識が見えます。(写真奥)
▼一番奥の収入禁止の標識を逆走するように入って行きます。
▼この道は商店街になっています。商店街を通り抜けます。
▼商店街を抜けて道なりに進みます。
▼商店街を抜けて道なりに進んだところです。
▼途中に「歴史街道」の看板が出ています。「ひらば」は「歴史街道」沿いにありますので、この看板に従って進むと間違いがありません。ちなみに「歴史街道」とは、日本の歴史を体感することのできる伊勢~飛鳥~奈良~京都~大阪~神戸を結ぶ300キロのルートで、枚方市は江戸時代に東海道の宿場町だったことから「歴史街道」のルートとなっているそうです。
▼この交差点を右手に進むと「ひらば」があります。
▼先ほどの交差点の写真の右端に案内板が写っていますが、こちらがその「歴史街道」案内板のアップ写真です。案内板下に「枚方宿 鍵屋 資料館」とありますが、「ひらば」は「鍵屋 資料館」横の「鍵屋別館」にあります。
▼ちなみに先ほどの交差点をまっすぐに行くと淀川河川敷に出ます。お弁当を持ってのランチや休憩にすごく良い場所です。また、淀川の対岸は高槻市ですので高槻からの利用者も多いそうです。
▼淀川河川敷沿いの道から見える白いビルが「ひらば」のある鍵屋別館です。
▼元に戻ります。先ほどの案内板に従って交差点を右に曲がったところです。
▼これが「鍵屋」です。
▼その横に「鍵屋資料館」があります。
▼「鍵屋資料館」の横にあるのが、「ひらば」のある「枚方鍵屋別館」です。
▼階段で4Fまで上がります。ちなみに今回は京阪電車からの道順を案内しましたが、郊外なのでコインパーキングが安い(1日で500~900円)です。車でも利用しやすい場所です。
▼「鍵屋別館」は、古い雑居ビルをリノベーションした建物で、雑貨,カフェ,食品などのお店が15店舗集まっている新しいコンセプトの商業施設です。
▼4Fに上がる途中の階段の壁には「ひらつー」の絵画を飾っています。
▼「ひらば」の看板が出ています。
▼地域メディアを運営されているので、地域に関するパンフレット・チラシが置かれています。また、横にある「ぼしひこくんステッカーくじ」の「ぼしひこくん」とは「ひらつー」のキャラクターだそうです。それでは、「ひらば」に入っていきましょう。
窓から淀川が見える開放感のあるコワーキングスペース
▼入口を入ってすぐに受付があります。「ひらば」の運営をされている黒岩さんが笑顔で出迎えてくれました。黒岩さんにスペースを案内していただきます。
▼受付の反対側には、イベントなどのチラシとロッカーがあります。ロッカーの利用料金は月額300円とリーズナブルな価格設定です。
▼こちらが「ひらば」の全体風景です。中央に20人が座ることのできるスペースがあり、右手には4人掛けのテーブル、奥には集中利用できるデスクがあります。机・タイル等は木で統一されていて、窓からは遠くが見える過ごしやすい空間になっています。
▼ランチ時のひらばの様子。
▼中央のテーブルは大きな1つのテーブルではなく、10個の小さなテーブルをくっつけた形になっています。スペース全体をイベント等で利用したい場合には簡単に移動や配置換えをできる形になっています。(土日祝はイベントスペースとして利用することができます。)
▼スペース右手にある4人掛けテーブルです。電話されているのは代表の原田さんです。
▼書棚やフリードリンクコーナーです。
▼ハンガーラック越しに見えるのが淀川です。窓から瓦屋根が見えるスペースというのは珍しいですね。
▼スペース左奥にあるデスクスペースです。
▼中央奥にある簡易打ち合わせスペースです。
▼スペース右奥にある集中スペースです。子供のころを思い出すような机です。ちなみに「ひらば」のデスク類は枚方市にある家具メーカーからレンタルされているそうです。
▼こちらは一番奥にあるデスクです。どの窓からも淀川が見えます。高いビルなど遮るものが無く景色が遠くまで見えるので、非常に開放感があります。
▼窓側からスペースを撮影した風景です。
▼「ひらば」には、コワーキングスペース以外にもイベントスペースがあります。イベントスペースは一度スペースから出て、反対側にあります。手作り感満載の表札は個人的には大好きです。
▼イベントスペースエリアには、15人で利用できるイベントスペースと小さなミーティングスペースがあります。こちらはイベントスペースです。セミナーや会議などに利用できます。
▼こちらは少人数で利用できるミーティングスペースです。ワークショップなどにも最適です。
「ひらば」運営者 原田さん、黒岩さんにインタビュー
今日は「ひらば」の黒岩さんにスペースを案内していただきましたが、インタビューは代表の原田さんも交えてお話させていただきたいと思います。写真左が黒岩さん、右が原田さん、中央は「ひらつー」のスタッフの方です。
-本日はありがとうございました。原田さんには以前にお会いしたことがありますが、あらためてよろしくお願いします。(原田さんには当社が運営するコワーキングスペースUmidassに来ていただいたことがあります。)まずは、スペース運営のきっかけから教えてください。
もともと枚方市の地域メディア「ひらつー」を2008年から運営しています。今では、月間200万PVを超えるメディアになりました。ネットだけではなくリアルな場を作りたいと思い、コワーキングスペースをオープンしました。
枚方にはたくさんの事業者の方がおられますが、何かを依頼するときには大阪市内や京都の事業者になりがちです。もっと枚方市内で仕事を頼める環境を作りたいと思っています。特に枚方市に密着した事業をしている場合には、同じ枚方市の人に依頼した方が感覚値や雰囲気などがうまく伝わり、良い結果になるのではないかと思っています。
- なるほど。コワーキングスペース運営されてもうすぐ1年ですが、利用者の方はどのような方が多いですか。
会員の方は20数名おられます。枚方市や近くの高槻市などからの利用者がほとんどです。利用者の業種、職種はさまざまです。
- 当社が運営しているコワーキングスペースUmidassも豊中市の郊外にありますが、当社でも特定のジャンルの職種や業種の方というよりは、地域の方が利用する場となっています。郊外型なのでその点は共通していますね。
そうですね。最近では、「ひらば」の認知も広がり、先日は枚方市主催のハッカソンを開催していただきました。
- すごいですね。自治体に利用してもらえるのは嬉しいですね。郊外でのコワーキングスペース運営は都心とは少し違うと感じていますが、事例も少なく大変だと思いますが、お互いに頑張っていきましょう。ありがとうございました!
このあとに地域メディアの「ひらつー」について、いろいろとお話をお聞きしました。最近は、地域メディア、ローカルメディアが増えていますが、「ひらつー」は事業として成立している数少ない成功事例だと思います。「ひらつー」の運営スタッフの方と出会え、お話ができるのも「ひらつー」の魅力の一つですね。
京阪沿線では、淀屋橋・京橋や京都市内を除けば、唯一のコワーキングスペースです。枚方市の方だけでなく、近くの寝屋川市や門真市などの方にも利用しやすい場所にあります。都心部にあるスペースとは違った雰囲気ですので、ぜひ、体験してもらいたいです。
ひらば 概要
〒573-0057
大阪府枚方市堤町10-24 鍵屋別館4階
営業時間:10:00〜21:00
定休日:日・祝(イベントは日祝も開催可)
ドロップイン料金:1時間500円/1日2,000円 ※予約不要
月額料金:9,800円