在宅勤務ではON/OFFの切り替えができないならコワーキングスペースがおすすめ
通勤ラッシュが嫌だからサラリーマンを辞めてフリーランスになったという話を聞くことがあります。たしかに、身動きが取れないほどの満員電車、なかなか車やバスが進まない渋滞は疲れやストレスの原因にもなります。また、最近は働きながら家族の介護や・育児をする人が増えました。最初はどうにか仕事と両立していても無理がたたって退職してしまうということがたくさん起きています。
その一方で、インターネット環境の普及充実によりパソコンさえあれば出社せずにできる仕事が増えてきました。そして政府は働き方改革を推進し、企業側も人手不足の時代に貴重な戦力を失わないために在宅勤務やリモートワークを導入するところが増えてきました。完全な在宅勤務型もあれば、週に数日は出社する、毎日コアタイムを設けそれ以外はリモートワークOKというパターンもあります。
在宅勤務やフリーランスはONとOFFの切り替えが難しい
在宅勤務やフリーランスを始める前は通勤時間ゼロで時間に余裕が生まれるし、好きなときに仕事ができるので効率的で夢のようだと感じる方が多いです。しかし、実際に自宅で仕事を始めると、ある問題に直面します。
それはONとOFFの切り替えが難しいということです。通勤すれば自宅と職場で場所が変わるのは当然ですが、それによって意識を仕事モードに切り替えているのです。また、通勤中に季節や流行など世間の動きや変化を実感しています。これが自宅で仕事をするとどうでしょうか。
自宅で仕事をすると直面する問題
・時間があるので、いつでも仕事できると思ってだらけがちになってしまう
・家族も在宅の場合、何かと時間をとられて集中できない
・外へ出ないので、世間の変化や動きに疎くなる
などです。どれもしっかりとした意志があれば問題ないことばかりですが、これが意外と難しいのです。では在宅勤務をやめてもとの出社生活に戻るしかないのでしょうか。
自宅でもなく職場でもなく、コワーキングスペースで仕事をする
出社生活には戻りたくないし、自宅で仕事するのは捗らない。かといって事務所を借りるとなると大きな費用が必要となってしまいます。事務所は費用面で無理だけれど、自宅外で仕事をしたいという場合にオススメなのがコワーキングスペースです。
コワーキングスペースは日本では2010年にスタートし、現在は全国各地に600件以上あります。いわゆるオフィススペースやオフィス機能を利用者みんなで共有しながら仕事をする場所です。このコワーキングスペースを自宅でもない職場でもない新たな仕事場所にしてはどうでしょうか。
コワーキングスペースと言ってもオフィスです。しかも早朝から夜遅くまで営業し利用時間帯に合わせて多様なプランを用意しているところが多いのです。そのため、自分の生活スタイルにあわせて利用できますし、通勤するように使えばプライベートモードから仕事モードといったように意識の切り替えができます。
また、コワーキングスペースの利用者は、在宅勤務者、フリーランス、起業家、士業など多種多様です。そんな利用者やスタッフと挨拶したり交流することで、在宅勤務だと陥りやすい孤独感がなくなりますし、いろんな情報に触れ視野が広がります。
在宅勤務・リモートワークやフリーランスをしているのに、自宅ではON/OFFの切り替えができないと悩んでいるなら、ぜひコワーキングスペースを活用してください。