コワーキングスペースを初めて利用する人へ失敗しないスペース選び

2016年10月28日

コワーキングスペースを初めて利用する人へ


最近、コワーキングスペースという単語は、メディアに取り上げられることが増えてきました。大手のヤフージャパンやワコールなどがコワーキングスペースを始めたという記事でこの単語を目にしたことのある人もいるのではないでしょうか。


コワーキングスペースを紹介する当サイトcocopoでも掲載件数が550件を超えました。ですが、まだまだ利用者したことのある人は少ないようです。コワーキングスペースと一口に言ってもスペースによって、運営方針はさまざまです。初めて利用してがっかりしないための方法を紹介します。



コワーキングスペースとはどういうところか?さまざまなスペースがある


コワーキングスペースは、誰もが仕事や勉強をする場として利用できるスペースです。自宅だと集中して仕事に取り掛かれないという悩みを抱えている人にとって、コワーキングスペースは大変重要な存在です。


利用料金は、月単位での利用契約と時間・日単位での料金体系の2つを用意しているところが多いです。月単位となると、費用の負担が大きくなってしまいがちですが、「数時間だけ」といった短時間利用ができるというのも、大きな魅力と言えるでしょう。


似たような施設として、レンタルオフィスや自習室があります。公共施設であれば図書館や公民館が近い施設です。こういった施設は、基本的に利用者がイメージする設備や環境が提供されています。個人レベルで雰囲気が合わないといったことはありますが、施設間で大きな差はありません。


一方で、コワーキングスペースはさまざまなタイプのスペースがあります。個人が仕事や勉強をできる場を用意しているということは共通していますが、スペースの運営方針によってさまざまです。


一番多いのは、集中スペースとコミュニティスペースという形でスペースが用意されている


コワーキングスペースとして一番多いのは、集中して個人作業をするための集中スペースと、会話をしたり飲食をしながらガヤガヤと仕事をするコミュニティスペースを用意しているスペースが多いです。この2つのスペースが部屋単位で分かれているところもあれば、大きなフロアのパーティションなどで緩やかに区切っているスペースもあります。


また、会議やミーティング用の会議室を別料金で利用できるようにしているスペースも多く、普段は共有スペースで仕事をして、商談や打ち合わせの時だけ会議室を借りるということもできます。


人との交流、コミュニティを最優先しているスペース


どのコワーキングスペースも利用者の交流やコミュニティを大事にしていることが多いです。その中でも、集中して仕事をするスペースはあまり用意せず人との交流、コミュニティを最優先しているスペースもあります。


最近では、ヤフージャパンの運営するLODGEなどは、人との交流によるイノベーションをテーマにしていますので、交流第一となっています。


そのため、個人で集中して仕事をしようとこのようなタイプのスペースに行くと思ったように仕事ができない場合もあります。


モノ作り系のコワーキングスペース


最近、増えているのが3Dプリンターやレーザーカッター、電動工具などを用意しているモノ作りができるスペースです。多くの人が試作品制作などに利用しています。利用者はベンチャー企業やスタートアッパーとイメージしがちですが、大手企業の研究開発職の人も自社に無い道具を使うために利用しているケースも多いです。


モノ作り系のスペースも仕事、勉強できるデスクは用意しており、工房の音などが聞こえないようにしている場所が多いですが、利用者がモノ作り系の人が多い場合がありますので、IT、WEBなどそのほかのジャンルの人と交流したい場合には少し利用者の層が異なるかもしれません。


勉強会、イベントを多く開催しているコワーキングスペース


毎日のように勉強会やイベントを多く開催しているコワーキングスペースもあります。ほとんどの場合、勉強会、イベントをしているスペースと仕事、勉強に集中しているスペースは分かれていますが、参加者が多いとどうしても音や声が気になることもあります。一方で、さまざまな人が出入りすることになりますので、新しい出会いは生まれやすいスペースです。コワーキングスペースで開催される勉強会やイベントは1,000円程度で参加できるものも多いので、そういったもの積極的に参加したい人にはお勧めです。


運営地域による利用者層の違い


スペースのタイプというわけではありませんが、地域によって利用者層は異なります。ビジネス街など多くの人が集まる地域のスペースの場合には、さまざまなエリアの人が利用しにきています。一方で、郊外の場合には、近隣の人が多く集まっていて、地域の公民館のような形になっています。その違いから利用者層にも違いがあります。


 


自分に合うスペース、合わないスペースがある


コワーキングスペースにはさまざまなタイプがあることを紹介しました。タイプだけでなく、オーナー、運営者の方針によって雰囲気もさまざまです。


だから、人によっては「ここはちょっと自分に合わないな」と思うスペースもあります。施設的な面で言えば、、「視界の端に他人がいると落ち着かない」という人には、パーテーションなどの目隠しがある半個室型か、完全個室型のスペース以外はおすすめできません。


「慣れた環境がいい」という人は、フリースペースで先着順に席を確保するスタイルよりも、座席を予約できるスペースを探すと良いでしょう。その他、使ってみたところ、「音が気になる」や「座席の座り心地がよくない」という不満は、どのようなスペースでも比較的発生しやすいトラブルです。


このような問題を解消するため、利用を開始する前にフロアを見学させて貰うか、短い時間でのお試し利用をおすすめします。また、どのようなスペースでも必須となりやすいアイテムとして、音楽プレーヤーや耳栓、座布団やクッションなどについては、自分好みのものを用意しておくと良いでしょう。女性は、ひざ掛けが無料レンタルできるか確認しておくことをおすすめします。


ところが、事前に入念な準備を整えていても、「誰かの食事の匂いが気になる!」といった空調設備の問題などが気になることも珍しくありません。嗅覚や視覚に関する問題は、利用者個人の努力だけでは解消しづらい問題ですので、他の場所へ移った方がストレスが溜まらないかもしれません。


お気に入りのカフェを探すような気持ちに切り替えて、「ここは落ち着く」と感じるコワーキングスペースを探すことも大切です。


 


コワーキングスペース選びにできるだけ失敗しないためには


コワーキングスペースをこれから利用しようと思う人ができるだけ失敗しないための3点のポイントを紹介します。


自分の目的をはっきりとさせる


会社や学校に行っても、今日は何をするのか決めておかなければ、手持無沙汰になってしまうようにコワーキングスペースの利用前には目的をはっきりとさせましょう。また、その目的にあったスペース選びが大事です。


個人で集中して仕事や勉強をしたいのであれば、集中エリアが設けられているスペースを選ぶ方が間違いがないです。


コミュニティを意識する


コワーキングスペースには、他にも利用者がいるものです。別々のビジネスに携わっているとは言え、顔も名前も覚えられて挨拶をする関係となります。


もしもそのコワーキングスペースに自分と同じ業界の人や、考え方が合う人がいれば、情報交換も活発にできます。コワーキングスペースが一つのコミュニティになると、今後のビジネス展開に良い影響を与える可能性も高くなります。


周囲の利用者の状況を把握して、同じ価値観の人がいるコワーキングスペースを選びましょう。


必ずドロップイン(ビジター)利用をしてみる


コワーキングスペースはネットの画僧で見ると広くて快適に見えるものです。しかし実際に訪れてみると、意外と居心地が悪かったりすることもあります。


ドロップインで作業をしてみてから決めても遅くはないのです。そしてあくまでオフィス代わりに使用するのですから、周辺環境も大切になります。駅からのアクセスが便利なことはもちろん、飲食店や商業施設が近くに多いことも大切です。


>>cocopoでコワーキングスペースを探してみる