コワーキングスペースでスモールスタートできる意外なジャンル
2016/10/13
コワーキングスペースは、ITの人が集まっているというイメージが強くあります。IT系のフリーランスの人やスタートアッパーが集まりやすいことは事実ですが、IT系以外でもさまざまな方がコワーキングスペースをスモールスタートの場として活用しています。
コワーキングスペースをスモールスタートの場として活用された一例やそのメリットをまとめてみました。
コワーキングスペースでスモールスタートできるジャンル例
コワーキングスペースをスモールスタートの場として活用したジャンルの一例です。いきなり店舗やテナントを借りて運営することは金銭面、集客面に不安を感じ踏み切れない人も多くいると思います。コワーキングスペースで週に数回の定期的な開催からスタートすることで金銭面の負担を小さくでき、また副業的なスタートが可能です。
※下記のようなジャンルの事業がコワーキングスペースで可能かどうかはコワーキングスペースによって異なります。
ヨガ教室・体操教室
最近では、仕事前の朝ヨガがちょっとした話題になっていますが、コワーキングスペース内でヨガ教室を開催しているケースは多いです。コワーキングスペースでは、IT系のデスクワーク中心の人が多く、体を動かす機会を求めている人も多くいます。
リフレクソロジーやマッサージ
デスクワークの人は肩こりや腰痛などに悩まされている人が多いのでコワーキングスペースの利用者の方を対象にクイックマッサージ的な形からスタートすることができます。
学習塾・家庭教室・パソコン教室
学習塾などはテナントなどを借りてもスペースを活用できる時間が限られているので、必要な時間だけ借りることのできるコワーキングスペースは金銭的に負担が少なくスタートができます。少人数の場合には、会議室等を貸切ことなく、ビジター利用(ドロップイン)で利用させてくれるスペースもあります。
ネイルサロン・フェイスエステ
ネイルサロンは机が一つあれば可能なので、コワーキングスペースを活用されていることが多いジャンルの一つです。本格的なサロン経営は考えていなくても、副業的な形でお客さまがおられるときだけコワーキングスペースを利用するという形をされている方もおられます。
ボードゲームカフェ
最近、ボードゲームカフェが増えています。コワーキングスペースでボードゲーム大会をしているところも少なくありません。将来的にボードゲームカフェを目指して、コワーキングスペースで定期的にボードゲーム大会を主催するといった形でスタートすることが可能です。
いかがでしょうか。IT系とは少し違ったジャンルでもスタートアップの場として活用できます。では、コワーキングスペースを活用するメリット・デメリットです。
コワーキングスペースでスタートするメリット・デメリット
では、上記のようなジャンルでコワーキングスペースを活用するメリットとデメリットをあげてみましょう。
まずは、メリットからです。
店舗・テナントに比べ固定費が安くつく
大きなメリットの一つです。コワーキングスペースを利用している時間分の費用しか発生しませんので、お客さまがおられる時間分だけの料金発生ですので、場所に関するコストを大きく抑えることができます。
コワーキングスペースの利用者の方に対してPR活動ができる
コワーキングスペースの利用者の方が事業のターゲットの場合には、コワーキングスペースの利用者の方に対してPR活動が可能な場合があります。コワーキングスペースの利用者の方に体験してもらって、クチコミ的に広めてもらうことも期待できます。
コワーキングスペースの運営者がPRをしてくれる場合がある
コワーキングスペースの運営者がホームページやSNSなどを通じてPR活動をしてくれる場合があります。
コワーキングスペースの住所利用サービスを活用して、住所のある店舗として宣伝できる
コワーキングスペースのサービスとして事業の住所利用サービスを提供しているスペースが多くあります。ホームページ等で住所を記載することで、信用を高めることができます。
ホームページなどWEBを使った集客にアドバイスや仕事をお願いできる場合も
コワーキングスペースには、IT関連、特にWEBに詳しい人が多くいます。ホームページ等での集客のアドバイスをもらったり、仕事として依頼をすることができる場合があります。
デメリットも当然あります。
店舗に比べるとお客さまが見つけにくい、入りにくい場合がある
普通のお店とは少し違うので、初めてのお客さまがコワーキングスペース内での営業ということを認識されていない場合に、場所を見つけにくかったり、入りにくい場合があります。
雰囲気作りなどはできない、会話に気を遣う場合がある。
自分の店舗の場合、内装やBGMなどを使った雰囲気作りができますが、そういったことはできません。また、お客さまと会話をされる場合にも、周りに気を遣う必要がある場合があります。
本格的に開業する場合には場所を移転する必要がある
本格的に店舗、テナントを借りて開業しようという場面では、移転の必要が発生します。状況によって、これまでのお客さまの足が遠のいてしまう可能性もあります。将来的な開業場所も踏まえてコワーキングスペース選びをするとこういったリスクは軽減することができます。
いかがでしょうか。コワーキングスペースによっては、コワーキングスペース内で開業してもらうことで、コワーキングスペースの宣伝にもなるため、歓迎してくれるスペースもあります。(逆もありますが。。)
一度、検討してみてはいかがでしょうか。